ここのところ、メディアでよく見かけけるようになった記事がある。それはお金で「幸せ」が買えるという内容の記事だ。
お金で「幸せ」を買うことは可能――ただし年収630万円程度までの人なら。このような研究結果が今週、米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表された。
2002年ノーベル経済学賞受賞者の米プリンストン大学(Princeton University)のダニエル・カーネマン(Daniel Kahneman)教授と、同僚のアンガス・ディートン(Angus Deaton)教授は、米世論調査企業ギャラップ(Gallup)が2008~09年に実施した米国民の健康と福祉に関する調査「Gallup-Healthways Well-Being Index」の回答45万人分を分析した。
すると、人びとの「人生の評価」と「心の幸福感」は、年収7万5000ドル(約630万円)あたりまでは、収入に比例して増大していた。これは、2008年の米国の一世帯あたり平均年収(7万1500ドル)をやや上回る額だ。
ところが、収入の増加がもたらす幸福感は「年収7万5000ドル前後で満たされる」ことがわかったという。
これはアメリカ人の幸福感だから日本人の幸福感とは違うと思うけど、大枠として経済力が幸福感を満たすのは限度があるのは間違いないと思う。お金が多ければ多いほど幸せに決まっていると思う人がいるかもしれないが、人間の心はそう単純ではないと思う。

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